2010/06/19 [活動報告]ビオの棚田再生
6月19日、今日は、2回目の田植えを行いました。
前日までの天気予報は、荒れ模様の雨。当日が大雨だったらどうしようと、悩んだこの数日です。
ところが、どうして天気まで、何もかもが私たちに味方してくれるのでしょうか。
朝からの準備の間は、ずっと晴れ間が見えていて、準備がおわって小休止していると、少しだけパラパラ。
田植えが始まる頃には、それも上がり、無事田植えが終わったと思ったら、今度は本降り。
やはりホタルは無理かと、それでもと一縷の望みをつないで、エコ田んぼ隊は、温泉に、私たちは、棚田のテントで早い夕食を摂りながら、しばし休憩。
奇跡が起こりました。
暮れなずむ頃、雨が上がりました。ホタルが、チラホラ飛び始めたのです。
それからの1時間半ばかりは、もう言葉には言い尽くせません。
無数のホタルが、点滅しながら、飛び交い、舞い、一本の樹をクリスマスツリーのように光で飾ったり、見飽きることのない極上の時間が過ぎていきました。
棚田の再生に流した汗の数ほどのホタルが、応えてくれました。
ほんとうに、再生してよかった !!!
自然に対する人間の作法を、自然が教えてくれていると、心の底から実感しました。
遠景にゆっくりと堂々と点滅するゲンジボタル、近景を低く彩るヘイケボタルやヌカボタル、こんなスペクタクル版のホタルの乱舞を見たことはありません。
私たちは幸せでした。
私たちは幸せです。
三河地方には8種類しか、ヘビは棲んでいませんが、そのうちの6種類が、もう帰ってきました。
生物多様性とは何か、生物多様性を回復し、再生し、維持するには、どうすればいいか、ほんの少しだけですが、見えてきたよ
うな気がします。
日本再生の道が見えてきたような気がします。
ほんとうに、棚田の再生をしてよかった。
[黒田]
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