18日夜、豊田市にて大部ゆうさんと合流、いつもは東京を深夜に通過するのですが、圏央道が開通し愛知から東北まで高速道路が繋がり時間、料金ともに短縮となりました。

そして今回は、福島から小澤さんのご参加もあり、桜ラインの活動範囲も広がっています。
本当なら、もうお一人福島からの参加ご希望がありましたが、直前にご家族の事情で実現できませんでした。次回はぜひいらしてください !

まずは、桜ライン福島編で繋がった小澤さんが、前回南三陸を訪れた時に漁師さんから託された海産物の測定の結果を携えて、丘の上にめでたく新築となった漁師さんのお宅を訪問。
なかなか厳しい測定結果も含めて、皆さんと真剣な話し合いとなりました。

夜は津の宮泊り、冬の贅沢な食卓に大満足の皆さん 、いつもご馳走をありがとうございます!

翌日の19日は、植樹を予定していたのですが、なんと、連絡の手違いから桜の苗が届いていません・・・
急遽、前に調査しきれずにいた気仙沼市階上に足を延ばすことになりました。
途中、様変わりしつつある海岸線で何度か下車して、リアスの海の変貌ぶりに、呆然とする一幕もあり・・
コンクリートで固めるあり方には心が痛みます。生物層の豊かだった海はどうなっていくのでしょう???

階上にはたくさんの「千年桜」が育っています。この辺りは津波の通過点です。
だいぶ大きくなりましたね　~♪

地福寺の境内の桜はこんなに太くなっています。きっと春には花が咲くことでしょう。楽しみ!!!

岩井岬に足を伸ばしました。
この後、ご参加の外川さんと仙台でお別れして、4人で福島の小澤さん宅に向かいました。

12月20日　南相馬にやってきました。
小澤さんの案内で、現在の南相馬の土壌汚染の状況を学びます。

今日の目的の一つ、飯館村に向かいました。村内はまだ人々は戻っていませんが、除染作業の車と働く人々が行き交い、不思議な光景となっています。

村の山林の奥深い場所にこんなに巨大な焼却の実験プラントが完成しています。シートで地面を覆われた立派な墓地群のそばのこの工場で、これから除染で出た廃棄物を燃やそうという、信じがたい計画です。
「被災地の津波到達地点に桜を植えよう」と目指した私たち桜ラインの仲間が、ついにこんな場所に足を踏み込んだことに改めて驚くと同時に、この活動を通じてできた絆の意味を深く想う今回の旅となりました。