2013年冬 第三回千年桜植樹行  12/16~12/21

車は北へ。福島県相馬市松川浦にきました。
ここの自然公園は壊滅的でしたが、かなり復旧が進んでいます。
カメラ好きのおふたりはアオサギのコロニーを撮影中・・・

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さらに北上して、宮城県山元町のかつての山元駅跡へ。津波で破壊された駅のトイレ棟などもすっかり撤去それていて、ここが駅であったことが看板でのみしのばれます。荒涼とした風景です。

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震災前は駅前ロータリーから駅前商店街が続いていたようです。冷たい風が吹き抜けていきます。

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プラットホームから続く線路を呆然と眺める・・・ここには何度来ただろう・・・

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さらに北上して名取市閖上地区

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津波で破壊された住宅街、まだ手つかずの場所も・・・・

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美しい冬空が妙に印象的なほど何も無い・・・

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福島を皮切りに今日はなかなか深刻な巡礼行でしたが、昨夜は車中泊とあって、夕方には仙台の奥座敷「秋保温泉」で旅の疲れを癒した一日でした。

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12/18 温泉とごちそうで疲れもすっかりとれて、いよいよ植樹の日!
南三陸町歌津の田束山(たつかねさん)ヒルクライムはもう恒例です。
カメラ好きにはたまらない絶景ポイント・・・しばし撮影タイム、それにしても絶景だ!

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あれは奥羽山脈ですか

そして
植樹前のランチはもちろん馬場中山の「カフェ・かなっぺ」へ
「明日は我が身の桜ライン御一行さま」いつもウェルカムなんです!
http://www.chibakaoru.jp/diary/201312/diary20131218.html ーーーこちらはそのHPの12/18の日記です

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Nさんはさっそくこの丘に植えたマイ桜のチエックに登ってきました。ここから見る今日の中山の浜は大分荒れています。白波のたつ冬の海には力強いものがありますね。

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地元のTさんと同席して桜ラインの話やら浜の復興の話やら・・・私たち外から来るひとたちの果たす
ことのできる役割も少し垣間見えた様な・・・そんな貴重な時間だったようです。

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いよいよ植樹というので、いつもお世話してくださる漁師さんたちとうれしい再会、近くの候補地へ
出かけます。

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今回の 植樹場所は中山仮設の裏の土手。
日当りもよし、当面はみなさんの暮しの場でもあり、ここに4本植えます。
Kさんははりきってスコップをにぎります。
Kさんご夫妻の2本と今回はどうしても参加できないけど、今後必ず桜を見にKさんたちといつも一緒に来れるように・・・とMさんご夫妻の2本。
皆さんで植えて、皆さんで「立て札」に署名する・・・・それが明日は我が身の桜ライン流です。

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飛び入りのおばあちゃんもいっしょに写ってくださーいって・・・・

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これは漁師のAさんの新造船のお祝いの写真・・・植樹を終えたら、ちょっと寄ってくれー、お茶飲んでいけーっていうお言葉に甘えてお家に上がり込んだ御一行でした。お茶どころか、手作りのイカめしや野菜料理いただいて、会うたびになんだか繋がりが深まります。ありがとうございました!

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本日の宿は明日の岩手沿岸巡礼にそなえて盛岡の鶯宿温泉まで足を伸ばしました。
さすが北へいくほど雪げしき・・・・

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12/19 天気予報はきょうから少しだけ下り坂のもよう。
でも出発のあさはまぶしい雪景色。とおくに優しい稜線の岩手山を望みます。

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宮古から沿岸を北上して田老にやってきました。
いま東北沿岸で問題になっている巨大防潮堤、かつて津波にそなえて堅牢な町づくりに賭けた田老を巡礼してコンクリートの巨大建造物のもろさを学びます。

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ここは震災遺構として残そうと計画されている田老観光ホテルです。今あちこちで震災遺構が解体されています。さまざまな意見はありますが、未来の人たちにこの大震災を教訓として伝えるにはやはり形ある遺構の存在も必要ではないでしょうか?

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田老から鵜住居へと車中から巡礼し、内陸の遠野にやってきました。旅の最後にふさわしく、かつての東北のひとびとの厳しく慎ましくも美しい暮しをもう一度振り返ることの出来る「遠野ふるさと村」
夕方にかかりお客さんのいない静かな村を受付のおねえさんが案内してくださいました。ラッキー!!!
津波にあえなく崩れた田老の巨大防潮堤を見た後でここに立つと、自然に寄り添う人の暮しの豊かさをつくづく感じるひとときでした。
今東北で、そして日本で起きている様々な問題をどうやって乗り越えていったらいいのでしょうか・・ここにはひとつのおおきなヒントがあるように感じるふるさと村のたたずまいでした。

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その3へ続く

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